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[京アニ] 涼宮ハルヒの消失
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クリスマスが間近に迫ったある冬の日。学校に向かったキョンはいつもの日常と違うことに気づく。 後ろの席にいるはずのハルヒがいない……。 さらに驚くべき事に、その席に座っていたのは、(『憂鬱』にて)キョンを殺そうとして長門に消滅させられたはずの朝倉だった! |
今回の話のテーマはタイムトラベルで、原作や一期・二期アニメのファンだけでなく、SFに興味のある人間やアニメ映画のファンなどもかなり楽しめる構成だと思います。SOS団の団員でありながら語り部でもあるキョンは、受け身的なイメージでいつもハルヒたちに振り回されますが、今回は初めて能動的に話しの展開を進ませます。長門は勿論、ハルヒ達も普段と違う役割を演じることで、色々な意味で新鮮味があります。
3時間近くの長い話で、しかも会話中心の構成ですが、優れた脚本と演出のおかげで、あっという間に感じるほど、無駄な部分やシーンなどが全くありません。特に最後の心理描写シーンではアニメならではの表現が多用で、小説を読むだけで想像できないほどの迫力や視覚的な衝撃を味わわせてもらいました、
そのほか、声優達の熱演も注目に値します。突然に異世界に飲み込まれて右往左往のキョンは、杉田氏によってその無力さと感情が上手く伝わりました。無口系キャラの長門を演じる茅原氏も、感情を持つようになった長門の繊細な気持ちも案外しっかりと表現できました。彼女のEDも殿堂入りの上出来だと思います。
全体的に大満足でしたが、強いて文句を言わせて貰えば、現実の写像をそのままに背景として使うことがやや残念です。実写映画の性質はアニメとは全く異なるし、劇場アニメを作るなら、やはりそれに相応しい綺麗な背景も丁寧に描いて欲しいです。
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